極道の彼は子持ちの私に溺愛する
「逃げんじゃねーよ」
話し合いから1日が経った
私はどうしたらいいのか未だ答えは出ていなかったけど彼に従う他方法はない
昨夜は、色々悩みすぎて考えてるうちにソファーで寝てしまったらしく朝起きたら耀生さんのベッドの上だった。
「…あぁ、起きたか」
「そんなに寝起きよかったっけ?」
「寝てないから良くも悪くもないだろ。でも今でも寝起きは令には悪いって怒られる。それより律希がお前に会いたいって泣いてるらしくて親父とこっちに向かってるらしい」
滅多に泣かない律希が?泣いてる?
ということも気になるけど、
「親父って、、その、組長さまのこと?」
「もも会ったことあるだろ」
「…あるけど」
一度、本家に行った時に会ったことがある
じっくり話したことはないがチラッと話した
組長…である彼の父親もまた雰囲気が耀生さんである
きっと、耀生さんがあれぐらいの年齢になったとき彼の父親に似るんだろうなと思った
「令曰く、昨夜は相当親父達喜んでたみたいだぞ
…ま、急に孫ができるんだもんな、それも俺似の子」