極道の彼は子持ちの私に溺愛する
「そう、なんだ…」
「律希も初めは喜んでたらしいけど途中で寂しくなったんだろうな、『ままにあいたい』って夜泣きしたらしい、俺似だと思ってたけど性格はもも似だな。」
クスッと彼が言った
3歳の律希にはお泊まりは早かったかもしれない
それも初めて会ったおじいちゃん
初めて会ったおじいちゃんは、桐生組の組長だし
「…って、性格私似ってどういうことよ!」
「寂しがり屋なとこ、ももそっくりじゃねーか」
喜んでいいところなのか、悪いのか
男の子は強く育てないといけない、と思っていたが私が1人で育てたせいで軟弱な子に育ったらどうしようなんてたまに思ったりもしてたけど、、
「これからはちゃんと律希を強い男に育ててやる」
「…うん」
「1度しか言わねえからちゃんと聞いとけよ、
俺は6年前お前に初めて出会ったときから惹かれていた
ももに危険な目に遭って欲しくなくてわざとお前の気持ちから逃げてた。ももが消えてからくそ後悔した」