キミに恋なんてありえない!?




「いたっ!」

「ほんと無自覚ってこえーよな」



はぁ?何言ってんの?
また首を傾げると


「あーあーもう、首傾げんな。」


蒼はそう言い自分の顔を手で覆った。
え、もしかして前の風邪うつしちゃった?!

すると

「あ!!」


近くでレースを見てた人達が声を上げた。

視線の先を見ると派手に転んでる女の子が。
私のチームの子だ。


「大変!怪我しちゃってる!」



その子はよろけながら立つと足の痛みで顔を歪めながら走ってくる。

次私だ!



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