キミに恋なんてありえない!?
急いで立ち位置に立つ。
「結構他のチームと離れちゃった」
「やばくね?さっきまでいい感じだったのに」
私と同じチームであろう人達からそんな声が聞こえた。
……器狭すぎ。
私に近づいてきている女の子はバトンを私に差し出しながら
「ご、ごめんね!」
と謝ってきた。
「大丈夫!任せて!!」
そう笑顔でつげ地面を蹴った。
遠く離れた他のチームの子にどんどん近づいていく。
半周の間で全チームを抜いた。
走ってる時、周りからは
「は!?萌桃ちゃん速すぎじゃね!?」
「嘘だろ!!全員あっという間で抜いたよ!?」