キミに恋なんてありえない!?




放課後になり帰る準備をしてるとドアの方から聞きなれた鬱陶しい声が聞こえた。

げっ…


「もっもちゃーーん♪」

「…大声出さないでください」


堤先輩が私を呼んでいた。


「はぁ、なんですか?」

「風邪は大丈夫?お見舞い行きたかったんだけど蒼王子がダメって言うから行けなかったの。
ごめんね♪」

「いや、大したことないので来なくて大丈夫ですから。」

「えー!蒼王子だけ萌桃ちゃんのこと独り占めしてずるーい!」


……声でかいって。
ボリューム下げろや。

ってか独り占め?何言ってんの?



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