キミに恋なんてありえない!?





テレビから聞こえてくる叫び声に怯えて蒼に抱きつく腕を強めた。

すると蒼はテレビのリモコンを持ち、ポチッと電源を落とした。



「ごめんって。」

「ううぅ……」



許さーん!!
蒼を見上げて潤んだ瞳で睨みつけると

蒼は手で顔を隠した。



「あぁ!もう!お前は…」


はぁっとため息をつく蒼。

いや!ため息つきたいのは私の方なんですけど



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