キミに恋なんてありえない!?
「行ってきまーす!
じゃあね、もこ」
「行ってきます」
用意を終え2人で家を出る。
いつもより早く出たからか電車はいつもほど混んでいなかった。
こないだ痴漢にあったせいか蒼はいつも私の盾になってくれる。
そんな優しいところもかっこいいなーって…
って!!違う違う!だめだめ!
電車を降りるとちらほらと同じ学校の人達が。
その人達は私達を見つけると小さい声で「きゃー」と叫ぶ。
蒼、モテるなぁ……