キミに恋なんてありえない!?
でも足はズキズキと痛む。
リレー終わってから痛み始めてほしいのに。
……神様は意地悪だ。
パァン!と銃声が鳴り響きリレーが始まる。
応援席から、黄色のハチマキがたくさんこっちに向かって手を振っている。
…この人たちのためにも蒼にいいバトンを渡そう。
私の出番が近づいてくる。
私は柊くんからのバトンを受け取る。
柊くんが近づいてきた。
蒼、見ててね。
選抜に選ばれたからには頑張るよ!