キミに恋なんてありえない!?
申し訳ない気持ちでいっぱいになっていると、ふわっと体が浮いた。
へ!?へ!?ちょ、
「え、お、降ろして!」
「怪我人は暴れんな」
まってよ、お、お姫様だっこだよね、これ!
初めてなんだけど!
周りからはきゃー!という悲鳴のようなものが。
蒼に連れていかれたのは保健室。
「足、見せろ」
「え、えぇ……」
ソファに腰を下ろし仕方なく足を蒼に見せた。
それを見た蒼は目を見開いてびっくりした。
もちろん私もね。