キミに恋なんてありえない!?
「…え、いや、は?お前、どこでこんな怪我……」
私が落ちた時に見た時よりもさらに赤く腫れていた。
……これ、やばくない?歩くのも辛いのに、大丈夫なの?
「え、えーっと。じ、実は階段から落ちましてですね……」
「はぁ!?馬鹿だろ!トイレ行った時か?」
「い、いえす、です」
すると、はぁーと大きなため息を漏らした。
「ごめん、気づかなくて」
「え?」
急に謝られて目を見開いた。
「な、なんで謝るの?気づいてくれたじゃん」
「その場にいれなかった。無理すんなとは言ったけどここまで酷かったとは…」