キミに恋なんてありえない!?
俺とほぼ同時に今の状況を萌桃は理解したのかばっと俺から離れ立ち上がった。
「ご、ご、ごめん!!」
萌桃は落とした鞄を拾い何事も無かったように「帰ろ」と言って教室を出る。
萌桃に置いてかれないよう俺も立ち上がる。
心臓の音が騒がしい。顔も熱い。
……俺だけか?
萌桃はさっき何事もなかったかのように立ち上がった。
意識されてないのか?俺
そう思っただけでショックだ。
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