キミに恋なんてありえない!?
「明日から夏休みだ。
ちゃんと課題やれよー!」
先生がそう言いHRが終わった。
「蒼ー!帰ろー!」
「おう!」
蒼に声をかけ鞄を持つと羽瑠が私のところに来て
「夏休み中に進展あるといいね」
とニヤっと笑った。
「なっ!」
顔にどんどん熱を帯びていく。
「いい報告待ってるよ〜」
と私に背を向け手を振った思うと羽瑠は蒼のところに行き蒼に何か話し始めた。
そのときの羽瑠の笑顔はさっき私に見せたニヤニヤと同じだった。
蒼の顔が少し赤くなったと思うと勢いよく私に振り向いた。
えっ……