キミに恋なんてありえない!?




「ごめんね、約束してるんだ」

「……うざい」



蒼と柊くんが女の子達に言うと悲鳴を浴びながらも無視してこっちにやってきた。

……柊くん、それは言いすぎ。



「ごめん、萌桃、楢崎。
待たせたよ……っね」



私達を見た瞬間、蒼は息を詰まらせた。

どんどん顔が赤くなるのがわかる。


「全然!今来たとこだし」



そう笑顔で言うと隣の羽瑠から「……罪な女だわ」と呆れた声が聞こえた。



「行こっか!」



そう言い私は歩き出す。




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