キミに恋なんてありえない!?





その萌桃の言葉に驚いたのか目を丸くする堤。



「萌桃、来て」



萌桃の腕を掴み俺は走り出した。


「わっ」


突然走り出して驚いたのか萌桃の声が聞こえる。



来たのは、花火が見えやすい神社だった。

ここは毎年人が少ないので落ち着く。


近くの椅子に萌桃を座らせた。




「……落ち着いた?」



びっくりしているのか涙が引っ込んでいる。




「…うん、ありがとう」

と萌桃に言われた。




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