キミに恋なんてありえない!?





「わ、私も……っ蒼が好き…」


「…っぇ?」



予想外の答えだったのか蒼は目を見開いた。



「だから……っ私の初恋も



叶えてください……っ」




震える声を絞り出すように言う。


すると暖かい温もりに包まれた。
私がいつも安心する蒼の腕の中だ。



「……ほんと?」

「…う、うん」


こんな時まで嘘つくわけないでしょ。



「……っいつから?」




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