キミに恋なんてありえない!?





ボケはスルーするけど。

似合うって蒼に言ってほしかった私は汚れた心が塗り替えられるように蒼でいっぱいになった。



「俺、自惚れていい?」

「ん?」


「……その髪飾り」




……あ!

顔にどんどん熱が集まる。



「それ、俺と萌桃?」



気づかれた恥ずかしさよりも気づいてくれた嬉しさの方が勝って、私は蒼に抱きついた。



「うおっ」

「へへ、そーだよ!」




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