キミに恋なんてありえない!?





花火大会の帰り道、手を繋いで家へと歩く。

羽瑠と柊くんと合流すると「おめでとう!」と祝ってくれた。


羽瑠と柊くんは蒼が私を好きなことを知っていたそうだ。



「みんな協力者だったんだ……」



だから羽瑠は自信満々に頑張れって応援してくれたんだね!

あぁ……羽瑠が尊い。





「……なんか不思議だね」



ふふ、と笑う。
いつも通っているこの道で手を繋いで歩くなんて。

最初の頃の私だと絶対ありえなかったなぁ。




< 272 / 319 >

この作品をシェア

pagetop