キミに恋なんてありえない!?





ガラッと教室のドアを開けると皆が一斉にこっちを見て



「蒼くんおはよー♡」

「夏休み長かったー!やっと蒼様に会えた!」



とうちのクラスでも人気な蒼。

それに思わず苦笑いが零れる。



席につくと「萌桃ー!」と声が。



「……あ、羽瑠!」



おはよう、と微笑む。




「なに、手繋いで登校しなかったの?」

「あー、それがさ」





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