キミに恋なんてありえない!?
次の日の朝。
今日も晴れ。だけど少し風が冷たい。
今日は…顔合わせの日だ。
顔合わせ場所は相手の家。
車でお母さんと向かった。
「わぁ凄いおしゃれだね、お母さん」
凄く綺麗で清潔感ある家だった。庭もあり、中から犬の声がした。
「犬がいるの?」
「ええ。2匹いるみたいよ。」
2匹か〜。
私の肩には1匹のリスが乗っている。
リスのもこは私の中学生からの相棒だ。
「もこと仲良くなれるかな??」
「もこちゃん最初は警戒されるかもね」
ピンポーン
インターホンを押すと中から男の人の声がした。
中からお父さんらしき人がでてきた。
「あら、蒼人さん(あおと)こんにちは。
こっちは娘の萌桃です」
「萌桃ちゃん!
舞さんから聞いてるよ。まさかこんな可愛らしい方だなんて」