キミに恋なんてありえない!?




「モテモテじゃん」



蒼はなんだかんだ私を守ろうとしてくれてるのか私の隣に居てくれた。

蒼は柊くんが言ってた通り1番仲良いらしく女の子に囲まれながら柊くんと話をしてる。


私も友達ができた。
1番仲良くしてくれてるのは楢崎羽瑠(ならさき はる)ちゃん。
たまに美奈ちゃんや1番最初に声かけてくれた女の子の夏海ちゃんと4人でいる。



「呼び捨てでいーよ!!私も萌桃って呼んでいい!?」


1番元気のある夏海が声掛けてきてくれたお陰でクラスに打ち解けた。

連絡先も交換して皆が私を歓迎してくれてる。

…嬉しいな♪



「なにニヤニヤしてんだよ」



口元が緩んでいたのか蒼が声をかけてきた。
蒼は私のおでこをコツンっと叩いた


「いった。
ニヤニヤじゃなくてニコニコって言ってくれます?」



蒼と言い合いしているとそれを聞いていた人達が笑いだした。




……いいクラスだな。



改めてここに来てよかったと思い知らされた。




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