キミに恋なんてありえない!?
「今日何食べたい?」
「…ハンバーグ」
帰り道夕飯の話をした。
へえ…
「ハンバーグ好きなんだねっ」
蒼のこと知れたみたいで嬉しい。
スーパーでお肉の買い物をしている間も視線が痛かった。
そりゃ、こんなイケメンがいたら驚くよね。
隣が私でごめんなさい…
「いっぱい買っちゃった」
久しぶりに夕飯が1人じゃないので買いすぎたかも…?
「あ、そういえばさ。
蒼って夜ご飯何食べてたの?」
家には蒼しかいなかったはずなので聞いてみた。
「コンビニとか?」
やっぱり…
てことは
「夜ご飯の手料理なんて久しぶりでしょっ」
「確かにそうかも。楽しみだな」
「残念ながら味の保証はしません〜」
「はあ!?」と言った蒼は私を軽く睨みつけた。
面白くてからかっちゃった笑
「あ、ちょっと待ってて」