キミに恋なんてありえない!?






「離せって…言ってんだろ!」



そう言い足を振り上げて男の手を蹴っ飛ばした。

体が柔らかい私は高くまで足をあげた。



男は手を抑えて痛そうにしている。

蒼はそれを見て苦笑い。



「しつこい男は嫌いよっ」


一言だけ残して蒼と逃げた。




気づいたら家の前まで走っていた。


「はあ、はあ、」


2人で息を整えながら家に入る。



「お前…俺のかっこいい出番なかったじゃねえかよ。」

「……」


まあ…


「十分かっこよかったよ、ありがとう」



うん、凄くかっこよかった…




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