キミに恋なんてありえない!?




「お風呂どっち先入る?」



お父さんとお母さんがいない2人だけの家はテレビの話や学校での話で笑いに包まれた。


そろそろお風呂だと思い蒼に声をかけると


「ん〜、」



と声を詰まらせた。


まあそりゃそうなりますよね…


「先入ってきなよ。
私少し勉強してるから」



気を使わせないように私は蒼に譲ると「はーい」とお風呂場に蒼は向かった。

久しぶりに部屋で1人になった。
沢山友達できたなぁと思って今日を振り返った。

色々考えているとガチャッとドアの音がして、ドアを見ると



「え、ちょ、はあああ!?」


お風呂から上がった蒼は上半身裸でリビングに来た。



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