キミに恋なんてありえない!?
「2階上がるから。足元気をつけて」
「は、はい…」
頭が追いつかなくて敬語で返事すると、ぷっと笑い声が聞こえた
な、なに??
「なんで敬語なの笑笑」
どこが面白いのかさっぱり…
でも悪い人じゃなさそう。
よかった。
「部屋ここ。隣俺の部屋だからなんかあったら呼んで」
「あ、ありがとう」
そこからそれぞれの部屋に入り別れる…と思っていたのに
「なんでついてくるの?」
「部屋に制服置いてあるから。あと少し喋りたいし」
まあ、姉弟になるんだもんね。
お互いのこと知っとかなきゃ
「てことでなんて呼べばいい??」
「なんでも…萌桃とか適当に呼んでくれれば」
「じゃあ萌桃ね。俺は蒼でいいから」
そう言うと蒼は私の部屋の椅子に座った。
なんか凄い私のことガン見してんだけど…
「綺麗な顔してるね。うちの学校来たら大騒ぎだよ」