キミに恋なんてありえない!?



「2階上がるから。足元気をつけて」


「は、はい…」



頭が追いつかなくて敬語で返事すると、ぷっと笑い声が聞こえた

な、なに??


「なんで敬語なの笑笑」




どこが面白いのかさっぱり…
でも悪い人じゃなさそう。

よかった。



「部屋ここ。隣俺の部屋だからなんかあったら呼んで」


「あ、ありがとう」


そこからそれぞれの部屋に入り別れる…と思っていたのに


「なんでついてくるの?」


「部屋に制服置いてあるから。あと少し喋りたいし」



まあ、姉弟になるんだもんね。

お互いのこと知っとかなきゃ



「てことでなんて呼べばいい??」


「なんでも…萌桃とか適当に呼んでくれれば」


「じゃあ萌桃ね。俺は蒼でいいから」


そう言うと蒼は私の部屋の椅子に座った。

なんか凄い私のことガン見してんだけど…



「綺麗な顔してるね。うちの学校来たら大騒ぎだよ」



< 7 / 319 >

この作品をシェア

pagetop