キミに恋なんてありえない!?





「いやー気になってね」

「蒼のこと好きなの?」

「はあ?んなわけ。彼氏いるし」


「…ぶっ!ゴホッゴホッ。ゴホッ!」



また変なところに入った…。
思わず吹き出すかと思った…



「か、彼氏いたの!?」


涙目になった私は羽瑠を見た。




「うん。」




初耳だ…。


「で、それよりいつ一緒に寝たの?」



ニヤニヤしながら私を見た。




「なっ!」

「大好きな私に隠し事する気ー?」


ぐっ…。
はぁ。わかったよお。


「じ、実は…」



今日のことを話した。雷のこと。そのまま寝たこと。抱きついたこと。



全部話し終えると羽瑠は目を見開いて




「ふぅーん」



とニヤニヤがさっきより増した。
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