キミに恋なんてありえない!?
カバンだと思いそのままスマホをいじっていると
ゾワゾワ
…違う、カバンじゃない。
ち、痴漢…?
動いてる。細いものの何本かが触れているから間違いなく手だ。
やばっ…一人で帰るんじゃなかった。
電車は混んでいて1人分のスペースもないぐらいだから誰も気づかない…
…早く…早く…駅で止まってよ…
恐怖で泣きたくなるのを抑えながら何も無いようにスマホを弄るふりをした。
周りに助けを求めて見知らぬ人に迷惑なんてかけられない。