キミに恋なんてありえない!?





そう考えると怖くて少し走り出した。

普通に本気で走れば多分巻けるんだけど、震えて本気で走れない。



─────カッカッカッ



や、やばい!相手も走ってる!



雨だよ!?普通なら来ないでしょ!!

風邪引くよまじで





鞄に手を入れスマホを取り出す。


真っ先に浮かんできた人は蒼だった。




急いで電話をかける。
携帯の画面に強い雨が当たる。




お願い…出て!!






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