キミに恋なんてありえない!?





「怖かったな。」


子供を慰めるように私の頭を撫でた。



「なんで傘持ってねぇんだよ。」


ふっと柔らかい笑みを見せた蒼。


「…っ」


ドキッと胸が弾んだ。


こんなかっこよかったっけ?蒼って



「はぁ。もうお前1人になるの禁止。危なすぎる」


さらに強く抱き締めてくれた。



私が泣き止むまで頭を撫でてくれた。





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