キミに恋なんてありえない!?
「まあね。」
でも…でもなんか
「蒼ってそんなキャラじゃなくない?無理してない?」
「…え」
私の言葉に驚いたのか目を丸くした。
蒼は私から離れまた椅子に座った。
「…無理してるように見える?」
「だって、蒼と初めて会った時はそんな対応してなかったし」
階段にいた時と今の違いに違和感があった。
「俺これでもチャラ男だし」
「ふーん…なんで?まあいいけど。
面倒くさそう」
女子に寄ってこられるとか面倒くさくて無理。
「…俺、萌桃気に入った」
は?
「はい?」
蒼は私の方を見て悪い笑顔を見せた
「これからよろしくね。おねーちゃん」