ワタシはロボット 第3話
『ロボットの分際で』……?
分際ってなに?
ロボットは差別を受けるの?
…違うだろ。
生まれなんて、関係ない。
なにも関係ないだろ……!
「はぁっ…? 『ロボットの分際』? なんだそれ。意味わかんねぇ」
「ひ……っ、ご…っごめんなさい…っ」
謝れ、なんて言ったか?
てかお前なんでそんな怯えてるわけ?
「お前…怯えすぎじゃね? 何もしねーよ。嫌がるようなことは」
ほっとしたように彼女は安堵の息を吐いた。
それから5日後ぐらいだった。
彼女が病院に運ばれたのは。