イケメン先生の甘すぎる溺愛
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物心着いた頃から、大好きだった近所のお兄ちゃん。
“私、誠ちゃんと結婚する”
これが私の口癖だった。
もちろん、会う度に突撃した。
8歳年上の誠也からは、近所の妹分としてしか、見られていなかっただろう。
私が中学1年生の頃、誠也に彼女ができて、それを見た時には、家に帰ってから本気で泣いた記憶がある。
数年経って、誠也が高校の先生になったと聞き、少しでも近くに居たいと思い、お母さんを説得して、志望校を変え、この高校を受験した。
そして、入学してから彼女と別れたことを知り、私は再び突撃したのだ。
「誠ちゃん、好きです!!」
「馬鹿なこと言ってないで、友達と遊んでこいよ」
「冗談じゃないからね、本気だよ!」
「はいはい、ありがとう」
どんなに真面目に伝えても、軽くあしらわれてしまう。
どうしたら、伝わるのだろうーー。
それからも、何度も告白をして、1年生の3学期が終わる前に、突然関係が変わった。