ガラスの靴はいらない
「おはようざいます。西島さん」
『おはようございます。』
店長が西島さんと話している。
「いつ見てもイケメンよね〜」
志織だけじゃない。
スタッフ全員が、男性スタッフも見惚れているようだ。
『白石さん、ちょっといい?』
店長と話していたはずの西島さんが私の方を向いた時
「姫いいな〜
羨ましすぎるんだけど!」
「羨ましいって仕事の話するだけじゃん。
じゃ、ちょっと行ってくるね?」
「いってらっしゃーい」
かっこいいー
西島様と二人っきりなんで羨ましいー
なんて声を背中で聞きながら、西島さんと二人で奥の小さなミーティングルームへ移動した。