大切なあなたへ~ありがとう~
ガチャッ

夏美「佳音できたよ」

佳音「ありがとう」

夏美「私もここで食べる」

佳音「うん」

夏美「いただきます」

佳音「いただきます」

夏美「あのさ、佳音明日、看病してくれる人呼んできてもいい?」

佳音「いいけど、」

夏美「けど?もしかして怖い?」

佳音「う、ん」

夏美「大丈夫だよ、女の子だし、すっごい優しいから、食べ終わったら連れてくるね」

佳音「女の子なの!?」

夏美「ん?族は、男だけのイメージ?」

佳音「ごめん」

夏美「謝らなくていいよ、お父さんの言いつけしか視野になかったのかな?、佳音が出入りしてる時もいたはずだけどなー」

佳音「女の子何人くらいいるの?」

夏美「100人くらい?」

佳音「なんで疑問形なの、で、全体は何人ぐらいなの?」

夏美「500人ぐらいかな?」

佳音「ははっ、やっぱ、疑問形治んないね」

夏美「ごめんって、佳音もうおなかいっぱい?」

佳音「うん、ごめんね」

夏美「無理しなくていいんだよ、ここにゴミ箱あるから、吐きたかったら吐いていいよ。わざわざトイレ行かなくていいから、けど、吐いたあとは、電話で報告して」

佳音「わかった、ありがとう」

夏美「謝られるより、やっぱ感謝される方が嬉しいなー」

佳音「うん、じゃあこれからは、ありがとうって言うようにするね」

夏美「うん!そうして」

佳音「んふふふ」

夏美「どうしたの?」

佳音「なんか、最初こんなに仲良くなかったのに、すごく仲良くなれたから嬉しいの」

夏美「そっか、良かった、じゃあちょっとまってて呼んでくる」

佳音「食べ終わってからでいいよ」

夏美「いいの、いいのあの子部屋に戻っちゃう」

佳音「わかった、行ってらっしゃい」

夏美「行ってきます」
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