大切なあなたへ～ありがとう～

作戦会議

連「空き教室でいいか？」

悠斗「あぁ」

咲人「うん」


連「で、どういう作戦にする」

悠斗「心奈だけど」

咲人「あいつ組の娘なんだろ？」

連「あぁ」

悠斗「やっぱり夏美に、酷いことしたなー」

咲人「今さら遅いって」

連「そうか？あいつなら許してくれそうだが」

悠斗「けど、夏美に危害が及ばなかっただけましだよな」

咲人「女同士はとんでもないことをやりかねない」

連「けどな、あいついじめられてるだろ？」

悠斗「だよな、でも一人じゃないから」

咲人「仁が守ってくれてるから安心だ」

連「今日攻めてきた時にどうするかだ」

悠斗「なんか、嫌な予感がする」

咲人「わかる」

連「んな事気にしててもしょうがないだろ？」

咲人「わかってる」

悠斗「全力で潰しにかかるしかないな」

連「だな」

咲人「その予感当たらないように祈るしかねぇーな」

連「なんだ？ビビってんのか？」

悠斗「怖いのはみんな同じだ」

連「確かに、俺らは人間だ、必ずいつかは死ぬ」

悠斗「ド正論カマスなよ〜」

連「とりあえず作戦会議はこれだけだ」

咲人「全然作戦会議じゃなかったな」

悠斗「しょうがないじゃん、他にやることないし、どうあがいたって、時はやってくる」

連「教室行くか」

悠斗 咲人「「だな」」