大切なあなたへ~ありがとう~
夏美「理事長〜」

理事長「せめてノックぐらいしろよ!?」

夏美「ごめん」

理事長「で、どうした?」

夏美「この時間終わるまで居させて」

理事長「なんで?」

夏美「数学の教師に、寝てたら追い出された」

理事長「あの、ババアか」

夏美「おいおい、あんたと年齢変わんないだろ?」

理事長「いや、俺の方がイケてる」

夏美「理由が...」

理事長「金龍の奴らは?」

夏美「寝てたよ」

理事長「完全に差別だな」

夏美「そうだよーだから、ここに居させて」

理事長「わかった、ちょっと話そう」

夏美「何?」

理事長「今日桃蝶は、出るのか?」

夏美「あぁ」

理事長「気おつけろよ」

夏美「わかってる」

理事長「さすがに、情報が早いか」

夏美「あぁ、世界と組だろ?」

理事長「よくわかってるな」

夏美「金龍の連中は、このこと知ってんのか?」

理事長「知らないと思う」

夏美「私が知ってたらそれでいいか」

理事長「怪我だけはすんなよ」

夏美「わかってるよ」

キーンコーンカーコーン キーコーンカーンコーン

理事長「終わったぞ」

夏美「戻るわ、なんかあったら言って」

理事長「わかった」

バタンッ

理事長「アイツらも本当にお前のことを嫌ってる訳じゃない、頑張って立ち直れよ夏美...」
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