大切なあなたへ~ありがとう~
ガラガラガラ

昴「前と同じベッドな」

夏美「わかった」

昴「立てる?」

夏美「っ!」

昴「力抜いて」

フワッ

夏美「///」

昴「軽っ」

夏美「急にお姫様抱っこされてらびっくりするじゃん」

昴「ごめんって、傷口開いて痛い思いするよりかはいいかなぁーって」

なんか、嫌な気分はしなかった、むしろ...

夏美「はぁ、一応ありがとう」


昴「茜さんこっち」

茜「はい!」

昴「今から回診するから、夏美は、仰向けのままでいいよ」

夏美「そうなの!?」

昴「ちょっと服まくるよ」

聴診器温めてくれてるところも、気遣ってくれてるのかなぁ?

昴「深呼吸して」

夏美「スーハー」

昴「もう1回」

夏美「スーハー」


ピピピピ ピピピピ


夏美「いつの間に!?」

昴「さっき、挟んだじゃん」

夏美「見とれてた」

昴「誰に?」

夏美「昴///」

昴「やめろ///」

夏美「照れてる!!」

昴「うっせぇ」

茜「昴先生早く!」

昴「すみません(o_ _)o、熱はちょっとあるけど術後だからしょうがないか」

茜「準備しますか?」

昴「お願いします」

夏美「何すんの」

茜「ちょっと抑えるね」

夏美「え」

昴「傷口の消毒」

夏美「やだ!!」

翔「俺も手伝おうか?」

昴「あっ、翔先輩ありがとうございます」

夏美「翔まで...」

翔「消毒しないと、傷口が膿むだろ?これ以上痛い思いしたいか?」

翔、なんか毒舌になった気がする

夏美「うぅ」

昴「すぐ終わるから」
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