大切なあなたへ~ありがとう~
夏美「え!?」

何ここ、私死んだ?

けど、なんか忘れてるような...

夏美「誰かいませんかー?」

?「おっ、夏美!!」

夏美「その声は、海にぃ」

海「おうよ」

夏美「なんでここにいるの?」

海「それは、こっちのセリフだ」

夏美「え?」

海「わかんない?」

夏美「うん、教えて!」

海「例えるなら、夢の世界って所かな、半分死にかけってこと」

夏美「じゃあ、海にぃ!ここから現世に戻れる?」

海「大事なことを思い出せば帰れるさ」

大事なことってなんだろう

夏美「海にぃは、もう、戻ってこないの?大事なこと忘れたまま?」

海「いや、俺は思い出せたよ」

夏美「じゃあ、戻ってきてよ!!」

海「んー、どうしよっかなー」

夏美「もっと早く会いたかった...」

海「ごめんって、戻るから」

夏美「今まで何してたの?」

海「ん?えっとな夏美が食べるご飯作れるように練習してた」

夏美「ていうかもう高校生だし、自炊ぐらいできるよ」

海「え、せっかく練習したのに(._."ll)」

夏美「けど、ありがとう(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)」

海「おっ、そろそろ時間だ、先に行って待ってるな、早く思い出せよ」

夏美「ちゃんと、意識取り戻してね!!ありがとう!」

海「おう」
< 150 / 186 >

この作品をシェア

pagetop