大切なあなたへ~ありがとう~
昴「車の中でごめんな、手袋はあるから」

夏美「なんで手袋常備してんだよ」

昴「なんとなく?」

夏美「疑問形で返すなよ」

昴「そんなことはいいから、さっさとやるよ」

夏美「うん」

昴「大丈夫だから、我慢すればするほどしんどくなるぞ」

夏美「頑張る」

昴「その意気だ、口開けて、袋持ってて」

夏美「あ」

昴「ごめん」

夏美「オェ、ゲホッゲホッ」

やっぱり無理だ!頑張るなんて言わなきゃ良かった

昴「もうちょっとがんばろーな」

夏美「オェオエッ、ゲボッ...ゲホッゲホッ」

昴「よしよし」

夏美「鼻水と涙がぁー」

昴「ちょっと待ってな」


昴「はい、これ、ティッシュ」

夏美「ありがとう」

昴「どうだ?」

夏美「だいぶ楽」

昴「口もゆすぎな...水」

夏美「ありがとう」

昴「30分くらい眠りな」

夏美「時間なくなるじゃん」

昴「大丈夫俺は逃げないから」

夏美「昴の話してるんじゃないんだけど...」

昴「後ろ、窓にカーテンついてるから後ろで寝な」

夏美「昴は?」

昴「俺?俺はこれ片ずける」

夏美「ごめんなさい」

昴「ん?謝らなくていいよ。夏美が元気になってくれればそれでいいから」

夏美「///頑張って元気になる!」

昴「あぁ、そうしてくれ」

夏美「じゃあ、お言葉に甘えて後ろに行かしてもらいまーす」

昴「そこにタオルケットあるだろ?」

夏美「これ?」

昴「それそれ、使っていいよ」

夏美「クンクン( ̄∞ ̄)昴の匂いがするー!」

昴「当たり前だろ、俺のなんだから」

夏美「なんか眠くなってきた」

昴「おやすみ」

夏美「お、や、すみ...スースー」


昴「なんだよ、昴の匂いがするー!って、変態か!!」

けど、やっぱり可愛いんだよな

寝顔も...

やっば、俺何考えてんだろ

昴「片付けよ」
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