君色に染って
《大智》

その日は突然やってきた。新学期が始まり
新しいクラスになれて来た頃。
うちのクラスに転校生がやってきた。
入ってきた瞬間、周りが一瞬でざわめいた理由がわかった。そこには智葉が居た。

ガラガラっとドアを開けて教室に入ってきた智葉は華奢な体に透きとおった肌、まつ毛はくるんと上がり、ビー玉のように大きいクリクリっとした綺麗な目で周りを見渡している。

そんな彼女に見とれている俺の隣の席の田中美和子が1番に声を上げた。

「AKDセンターのkarenちゃん?!」と、

その途端まわりがそのことに気づき盛大に騒ぎ出した。周りが騒いでいるはずなのにその声も聞こえなくなるほど彼女に釘付けだった。そして思わず、

「智葉」と大きな声で









< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君色の記憶
恋波留/著

総文字数/0

恋愛(純愛)0ページ

表紙を見る
君がいて君に染って
恋波留/著

総文字数/0

恋愛(純愛)0ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop