愛執身ごもり婚~独占欲強めな御曹司にお見合い婚で奪われました~
「俺、ふたりのときは気持ちを抑えるのに必死なんだよ」
「……へ?」
「いつも考えてる。菜緒を抱きたいって」
涼介さんの美しい切れ長の瞳に、口を半開きにした間抜け顔の私が映る。
「引いた? もう下心隠す必要ないかと思って」
飄々と告白した涼介さんは、硬直する私の頬を指先でつんと突いてふっと笑った。
涼介さんと密着していると、自制心が変になる。
婚姻届を出しに行きたいとか、休んでほしいとか、いろんな感情が目まぐるしく頭の中を駆け回るけれど、どれもこの心地よいぬくもりには勝てない。
窓から入ってくる清々しい空気さえも一気にすべて、涼介さんに色に染められるみたい。
「ううん。私も同じ思い……かもしれない」
ちょっと自信がなかったので控えめに言ったつもりだったのに、涼介さんはガバッと覆いかぶさるように私を抱きしめると唇を奪った。
「っんん……!」
スイッチが入ったのか、貪るような激しいキス。
緩急のあるその行動に、ついていくのに精一杯。
こういう強引な一面も新鮮で、あらわになるたびにキュンとして、私の心はもう涼介さん一色だ。
「……へ?」
「いつも考えてる。菜緒を抱きたいって」
涼介さんの美しい切れ長の瞳に、口を半開きにした間抜け顔の私が映る。
「引いた? もう下心隠す必要ないかと思って」
飄々と告白した涼介さんは、硬直する私の頬を指先でつんと突いてふっと笑った。
涼介さんと密着していると、自制心が変になる。
婚姻届を出しに行きたいとか、休んでほしいとか、いろんな感情が目まぐるしく頭の中を駆け回るけれど、どれもこの心地よいぬくもりには勝てない。
窓から入ってくる清々しい空気さえも一気にすべて、涼介さんに色に染められるみたい。
「ううん。私も同じ思い……かもしれない」
ちょっと自信がなかったので控えめに言ったつもりだったのに、涼介さんはガバッと覆いかぶさるように私を抱きしめると唇を奪った。
「っんん……!」
スイッチが入ったのか、貪るような激しいキス。
緩急のあるその行動に、ついていくのに精一杯。
こういう強引な一面も新鮮で、あらわになるたびにキュンとして、私の心はもう涼介さん一色だ。