孤独なお姫様
『ッそうだけど、して良いことと悪いことがあんだろ!』
希「ハア、もうそういうのめんどいから別れよ?ってことで今までありがとね。…じゃあ行こ〜」
そう言って希美とその友達は教室から出て行った。

ガンッ
…なんでだよッ 思わず側にあった机を蹴っ飛ばす。
あんなに俺に寄り添ってくれたじゃねえかよ。

その日から俺は学校に行かなくなった。
家で過ごしていると母親が帰ってきた。

母「さ、入って入って〜」
久々に帰って来たかと思ったら、露出の多い服を着て数人の女を連れて来た。
母「あ、類いたの」
…ずっといるし。

女「かっわいい男の子じゃん!」
母「元夫に似てるからね〜…ま、私はこの顔見たくないんだけど?」
そう、俺の母親は父親に似ている俺を毛嫌いしている。

母「だから…いつもの〝アレ〟やっちゃっていいよ?」
〝アレ〟…?
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