孤独なお姫様

本家

ー
最近は蓮が家まで迎えに来ることが多くなった。
みんなにはまだ話せてないから。けどいずれか話すつもりだけどね。

いつも通りの学校。いつも通りの蘭龍。
彼等に何か言われることにはもう慣れた。
蓮たちがいてくれるようになってから、不思議と嫌な思いはしなくなった。

いつも通り倉庫へ向かおうとするみんな。
『あ、今日私ちょっと用事があるから倉庫に行けない』
奏「用事？」
やっぱり用事じゃ通じないか…。

『親戚に呼ばれててさ、行かなくちゃいけないの』
蓮「…わかった。俺が送ってく。お前ら先行ってろ」
ちょっとこれは想定外だった。まあでも有難いことだしいっか。

春「わかった！じゃーまたあしたな！」
湊「またな！」
類「またあした」
奏「じゃあね」
みんなに手を振り蓮とバイクに乗る。
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