孤独なお姫様
大丈夫。みんななら。

奏「じゃあ俺たちは下に行くから、絶対ここから出ちゃダメだよ?」
『出ないよ。私のことは大丈夫だからみんな頑張って!』
類「うん、頑張ってくる」
湊「おーっし!ぶっ飛ばしてくるからな!」
春「いい子ちゃんで待っててね♩」
そう言いみんな下に降りて行く。

蓮「…この闘いが終わったらみんなで出かけよう。だから大人しく待ってろよ」
頭に蓮の大きい手が乗った。
『うん。待ってるから』
蓮は優しく微笑み、部屋を後にした。

ーバタンッ
部屋に1人。…静か。
もうすぐで旭陽来るかな。
ープルルルッ
『…はい』
木「あ、もしもし美咲?」
『旭陽、いまどこ?』
木「今は…白龍の倉庫の目の前だけど人が居るんだよなあ」
ほかに入れるところ…。
『あ、裏口があったと思うからそっちから入ってきて』
木「了解」

ザワザワ
…何やら下が騒がしい。
時計をみると6時を指していた。
…少しだけなら覗いていいよね。部屋の扉を少し開けて覗く。
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