孤独なお姫様
『え、旭陽なんもされなかったの?』
旭「あ、俺が通った時は車には誰も乗ってなかった。買い物でもいってんじゃない?」
あ〜そゆことね。

扉から少し覗くと、どちらもまだ互角だった。
『…先に佐々木組を私達で倒しちゃおっか』
旭「そうする?俺はどっちでもいいけど」


2人で裏口へと向かう。
裏口を出ると少し離れた所に佐々木組がいた。

『行くよ、旭陽』
旭「ああ」

『ねえ、あんたら佐々木組?』
私の声がそこに響いた。
男「おめえら誰だ」
『格好みて分からない?…闇蝶だけど』
旭「俺は悪魔」
その名前を聞いた途端、男たちが後ずさる。

男「ッどうして闇蝶と悪魔がここにいんだよ」
『フッそんなのどっかの誰かさんが、卑怯な手使って乱入しようとしてるからじゃない?』
男「俺たちがバックについてるって知ってるのかよ…」
『当たり前じゃん。ってことで組長はどこ?』
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