孤独なお姫様

あ、やばい！
急いで荷物を確認し、みんなへのプレゼントを持つ。

ｶﾞﾁｬｯ
『ごめん！』
玄関を開けると、そこには蓮がいた。
…うわ、カッコいい。黒のスキニーに黒の革ジャンを着ている。
黒を基調とした格好だ。髪もいつもより緩くセットしていて、いつもよりもっとカッコよく見える。
蓮「大丈夫だ。…じゃあ乗れ」
蓮の後ろに乗ると、バイクを発進させる。
12月だからか、肌に当たる風が冷たい。
『ねえ、どこに行くの？』
蓮「…行けばわかる」
何回もきいても、教えてくれることはなかった。

ー
数十分したら大きいショッピングモールに着いた。
『…ここ？』
ヘルメットを外しながら聞く。
蓮「ああ」