孤独なお姫様

ここの洋服どれも全部高そう…。
さっきの美容院だってそう。払えるかな。
千「ｸｽｯなーに言ってるのよ。私からのクリスマスプレゼント♩だから気にしないで？」
『千秋さん…。ありがとうございます。こんなに可愛い服…』
千「千秋でいいわよ。あ、蓮来たわよ」

ｶﾞﾁｬｯ
それと同時に蓮がお店の中に入ってきた。
私の姿を見つけると固まった。
ん…？やっぱり変かな、この格好。
千「心配しなくても大丈夫よ。可愛すぎて固まってるだけだから」
コソッと千秋が耳打ちした。

『蓮？』
私がそう呼ぶとハッとしたように驚いた。
蓮「っなんでもない。姉貴、ありがとな」
千「全然いいわよ。それにしてもいい彼女もったわね」
え、彼女…？
蓮「ｯ彼女じゃねえよ。今はまだ…な」
え！思わず蓮の方を見る。今はまだって…そういうことで合ってる？