孤独なお姫様
爪までピカピカだ。
下手したら自分の顔がうつりそう。

全部が終わり、鏡を見る。
うわ、別人。
金色の髪の毛をクルクルと緩く巻かれていて、
強気だったメイクをしている。

旭「終わった?みー…」
こちらをみてフリーズする旭陽。
『ん?もしもーし旭陽〜?』
手を振ってみるも反応なし。
こちょこちょ弱いんだったな〜旭陽って。
せーの!
旭「ばっ!馬鹿やめろっ!」
『アハハハッ』
大爆笑。
旭「でも似合ってるよ」
『そーゆー旭陽もスーツなんだね』
旭陽は黒のスーツをキリッと決めていた。なんか執事みたい?

『いいじゃん。かっこいいよ?』
笑顔でそういうと照れたように顔を伏せた。
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