孤独なお姫様
できることならなりたい…。けど怖い。
もしまた裏切られたら、私今度こそ耐えられる自信がない…

蓮「無駄なことは考えるな。俺たちはお前の味方でいる」

『…だって、こわい。みんなもそう言ってた。なのに裏切られた!』

不安が募る今、冷静さなんてなくなっていた

『もうわたし、こんな思いはしたくない!
もう誰も信じられない!!』

彼女の今までの悲痛が響き渡った。

蓮「…美咲、俺たちを信じろ」
そう言って手を差し出した。

_気がつけば無意識に手を握っていた。
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