孤独なお姫様

蓮side

ー蓮sideー

ある日俺は繁華街に来ていた。
ここの辺りは治安が悪く、俺たち白龍は頻繁に見回っている。

今日は大丈夫かと思い帰ろうとしたとき
金髪の女がチンピラ2人に絡まれているのが見えた。

男「ええ〜そんなこと言わずにさ!」
男「気持ちいいこといっぱいできるよ?」
ナンパか。タチの悪い奴らだ。

よく見ると女の腕を掴んでいる。

女「ちょッ、離して」

『なにしてる?その手を離せ』
殺気を込めて威圧する。

男「ヒッ!こ、こいつ九条だ!」
男「に、にげろお!」
俺の顔をみるなり逃げて行くチンピラども。

…なんだよ。弱すぎじゃねえか?
そう思っていると女がこっちを見ていたことに気づく。

女を見た瞬間、不覚にも綺麗だと思った。
女「助けてくれてありがとうございます」

…そうお辞儀した時に見えた。
耳にピカッと光るピアスが。
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