孤独なお姫様
バイクに乗ることに懐かしさも感じた。
...私が蘭龍にいたときも乗ったことがあった。
樹の後ろに乗っていてみんなで騒ぎながら倉庫に向かうの。
ってダメダメ。もう蘭龍のことは考えないって決めたんだから。

蓮「...考えてるのか?」
『ちょっとだけ...思い出しちゃって』
蓮「お前の居場所はここにある。だから悲しい顔するなよ」
周りを見渡すとみんなが私に笑顔を向ける。

湊「なぁ倉庫ついたらトランプしよーぜ!」
春「え〜おれゲームがいいんだけど!」
湊「うっせ!おめーに聞いてねーよ!」
春「んだと!?」
2人はそのまま猛スピードで見えなくなるほど先に行ってしまった。

『クスッもうふたりとも元気すぎ』
蓮「...やっと笑ったな。お前はそうやって笑えばいいんだよ」
れん...。
『...うん!』
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